「フルオート機能」は、 2019年10月3日に実装された機能で、何度かの改修を乗り越えた事もあって少し仕様は複雑です。本エントリでは、極力必要な情報に絞ってフルオート編成を考える上で基本的な内容をまとめています。拡張追加された機能や具体的な設定については、以下のエントリを参照の事。
アビリティの分類
アビリティの行動順と使用しないアビリティをまとめると以下。
行動順 | 1.強化(バフ)アビ(=枠の色がオレンジ) 2.弱体(デバフ)アビ(=枠の色が青) 3.ダメージアビ(=枠の色が赤) 4.通常攻撃 |
使用せず | ・回復アビリティ(=枠の色が緑) ・その他のアビリティ(フィールド効果系→ブリザードとか、使用間隔0ターン、対象を選択するもの) ・ 召喚石や回復アイテム |
ここで重要なのは、フルオート中にアビを自動実行している最中は、手動でアビリティレールに割り込める事。完全な放置は難しくても、回復だけ手動で後は放置という効率化も可能なのです。
武器編成の考え方
基本的には理想編成を作ればOKですが、短期的な火力よりも長期的な戦闘継続力を意識してカスタマイズした方が良いです。回復手段が限られる事から、パーティ全体のHPを高くする事で討伐の成功率は高まる=「守護」能力の優先度がほんのり上がります。シュヴァ剣の本数が増えるとHPが盛り盛りになる光マグナはフルオート適正が高いです。また、渾身に寄せすぎると終盤のダメージが大きく目減りする可能性が高いので、別の能力(攻刃増や背水など)にも分散して選択した方がダメージが安定します。
少し真面目に説明すると、グラブルはダメージに上限(減衰)があるけどHPは上限なしの無制限なので、ある程度装備が整った状態から武器を追加する時に、理想的な武器を追加して増えるダメージはちょっとだけなのに対して、「守護」能力が付いた武器はいくつ追加しても同じ割合でHPが増えていきます。数ターンで終わる戦闘ではちょっとでもダメージが増えた方が良いですが、フルオートのようにターン数に拘らない戦闘では、HPが増えると敵の攻撃で死ぬまでのターンが長くなるので、結果として総与ダメージが大きくなるという計算です。
主人公のジョブ
カオスルーダー(ダークフェンサー)
フルオートにおける基本ジョブ。固定アビリティの「スロウ」がほぼ腐らない点に加えて、アビリティ使用間隔が短くなる点が非常に優秀で、早いサイクルで回したいアビリティ(特にディスペルは使い勝手が良い)やアローレインなどのダメージアビリティをテンポよく打つ点でフルオートと相性が良いです。
レリックバスター
2021年3月に追加されたジョブで、本人の火力が高い上にマウント効果を兼ね備えたタクティカルシールドを使える点が非常に優秀で、厄介なデバフが飛んでくるボスに対して、キャラクターでマウント効果を用意できない場合の選択肢として重要。キャラクターの得意属性に多い「剣」が得意な所も嬉しい。詳細は以下の特集記事をご参照ください。
ランバージャック
2020年3月に追加されたジョブですが、長期戦で強い能力構成から一気に頭角を現しました。固有アビリティ「 木こりのうた 」が受け持てる役割範囲が広く、リミットアビリティも有用と死角が少ないです。詳細は以下の特集記事をご参照ください。
パナケイア
2022年8月に追加されたジョブで、特定のキャラを持っていないと対応できなかった、マウント+自動クリアオール(固有アビリティ「 アミティコフォス 」)に対応しており、特殊なデバフを使ってくるボスに対抗しやすくなりました。詳細は以下の特集記事をご参照ください。
フルオートで輝く回復アビリティ
回復しなくても倒しきれる短期戦なら気にならないですが、古戦場のHell200など敵の攻撃も激しくHPも多いボスに対しては、できれば回復効果も組み込みたいです。
回復アビリティはフルオートでは使用できませんが、別のアビリティカテゴリの中で”回復”もしてくれる効果があり大変貴重となります。具体的には以下のような効果が対象です。
- 奥義で回復できる
- 回復を含む複合アビリティ(=枠が緑じゃないけど回復する)
- 特殊な条件を満たすと自動的に発動する回復アビリティ
- 回復に関わるサポートアビリティ
奥義で回復するキャラ
ラブライブ!コラボキャラ
サイドストーリーですべて加入する「ラブライブ!」のコラボキャラクターは計6チームで、すべての属性に対応しています。これらのキャラは共通して奥義に回復効果が設定されている為、フルオート編成に限って言えば無条件で候補に入ってきます。
コッコロ
サイドストーリーで取得できるSSRキャラとしては破格の性能で、フルオート適正は最強。十天ニオの最終解放ですら席を奪えないのだから恐れ入ります。奥義で全体回復(2500)と多種の別枠バフをばらまく。奥義ゲージブーストもこなして、回復の回転も速い。とにかく育てて損はない。
ソフィア
リミットボーナスの回復性能UPとサポートアビリティを全て割り振ると、奥義時に3200も回復してくれる上に、 光属性攻撃(25%)UP / 闇属性ダメージ(20%)軽減 / 高揚効果(10% )が付与される破格の性能。ただし、すべてのアビリティが緑枠(=回復)なので、フルオート中に通常アビリティは押してくれない点は注意。
カリオストロ(闇)
リミットボーナスで奥義に全体回復が追加できます(回復性能にも全部振ると上限900)。2アビは自分で押す必要がありますが、3アビで回復上限を上げられるので、毎ターンの回復にも寄与できます。
コワフュール
SRキャラですが、奥義にクリアオールが入っているので、弱体を頻繁に打ってくるボスに対応しやすくなります。女性キャラに限定されるものの、2アビのバフは消去不可でかなり優秀です。
回復を含む複合アビリティ
水着ヴィーラ
2アビが赤枠(=ダメージアビリティ)なのに、全体回復(上限1500)効果を持っています。1アビがスロウとディスペルで3アビが奥義即時発動と、一人で多くの役割を持てるので、所持していたら常に候補に入ります。
マルキアレス
3アビが黄枠(=バフアビリティ)なのに、全体回復(上限1500)効果を持っていて、タイミングが良いとMPを消費して2000のバリアも貼ってくれます。サポートアビリティで全体再生(200)も付くので、フルオートに限ればかなり優秀なアビリティ構成です。
自動発動する回復アビリティ
相手の特殊技に反応して自動的に発動するアビリティは、パナケイアの登場で優先度が少しさがったものの、キャラで賄えるなら主人公を火力職にできる事から、今なおフルオートにおける使い勝手はかなり良いです。
リリィ
最終開放で突然トップクラスの性能へクラスチェンジ。敵の特殊行動後に自動発動する3アビが、全体回復+全体クリアな上に、2アビで累積デバフをばら撒くのが秀逸で、フルオートの為に産まれたような逸材。状態異常が激しいボスには他属性でも平気で出張します。恒常キャラなのもうれしい。
クリスマスロゼッタ
長くリリィ一強だったフルオートヒーラー界に、能力調整で突如爆誕した美魔女。自動発動する回復スキルはリリィと一緒で、デバフの代わりにディスペルが飛ばせるので、対面ボスの自己バフがきつい場合はこちらを採用。期間限定キャラなのでちょっと入手しづらいのが難点。
回復に関わるサポートアビリティ
セワスチアン
サブに編成すると味方全体に再生(150)効果があるため、所持していればすべてのフルオート編成のサブにまず置いてしまいましょう。
ザルハメリナ
リミットボーナスで取得できるサポートアビリティで回復上限が200上がるので、セワスチアンとのセットで毎ターン350回復します。自分で押す必要はありますが、1アビで活性(500)が付いて、この活性にもボーナスが付くので、併せて毎ターン1050回復します。2アビのフレア効果もあるので、かなりオススメのキャラです。
アラナン
サブに配置すると火属性キャラの回復性能が上がります。メインにザルハメリナを置いて、サブにアラナンとセワスチアンを置くと、毎ターン380回復します。ザルハメリナの1アビ活性も併せると、計1180も回復してくれるので、かなりタフになります。
土レフィーエ
ザルハメリナと同じで、リミットボーナスで取得できるサポートアビリティで回復上限が200上がります。自分で押す必要はありますが、レフィーエも1アビで活性が付けられるので、セワスチアンの再生と併せて毎ターン1050回復できます。
イオ(SR)
前述キャラと同様にリミットボーナスでサポアビ回復上限が取得できるので、リリィを持っていない場合には回復アビを手動で押して運用する事で、十分に代役が務まる回復量を持っています。
カタリナ(リミテッド)
ちゃっかりリミボで全体回復上限UPが取得できます。リリィとセットで編成すると結構な回復量になります。
エリン(SR)
カタリナの下位互換にはなりますが、SRなので若干取得しやすい。こちらもリミボで回復上限UPで、マウントを持っているところが良いですね。
ソフィア
再登場のソフィアさん。こちらは最初から持っているサポートアビリティで、サブに編成すると回復上限が200上がります。セワスチアンとセットでサブに置くだけで良いので光編成のサブはほぼ固定。
とりあえずこの位で。気付いたら追加していきます。
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