いつのまにか基本セットのカードギャラリーがコンプしておりました。
■CORE SET 2021 Card Image Gallery
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/core-set-2021
コモンをざっとチェック
コモン生物のサイズ
きっちり分析まではしてませんが、
- 2マナ:2/2+能力
- 3マナ:3/3
- 4マナ:3/3+能力
- 5マナ:4/4+能力
- 6マナ:6/6
という最近の傾向を反映した設定に。なんで6マナを境に急に設定がリセットされるのか。
コモン除去
白
「平和な心」系が無い代わりにインスタントの「暗殺」がある⇒システムを殺せる可能性があるけど、押し込む時の除去に使えない
青
最近スタメンの「捕獲球」が入って、カウンターは3マナから。
黒
テラー枠はインスタントで5マナ。サイズ修正系には「闇の掌握」が採録。強いけどリミテッドだと打ちにくいやつ。
赤
インスタント火力は「ショック」と「焦熱の竜火」で、5マナソーサリー枠に「金屑化」で5点⇒赤はタフ6が殺せない。
緑
4マナのソーサリーで格闘ができる。以上!
コンバットトリック
白のプロテクション、黒の接死、赤の先制、緑の+4くらいがベースで、青の-2/0&0/+2の存在は、ブロックの順番決定をほんのり複雑にしている気がしないでもない。
雑感
そもそもの話として基本セットのリミテッドはあまり好きじゃないですが、今回もレアに蹂躙されて深い溜息をつくパターンが頻発しそうですなぁ。コモンの除去が、多少プレインズウォーカーを触れるようになっているのは対策の一環だと思いますけど、そんなに都合よく除去とか打てないのでね。
アンコモンの多色はスペックとしては悪くないけど、勝負を決定付けるほど強烈なカードは配置されていない。
カードプール内にシナジー効果を期待できるカードがほとんど存在しないので、各色に設定されているテーマに沿ってカードパワーを重視したピックを目指す事になりそう。
色ごとの所感
白
横に展開して+1カウンターでサイズアップを狙うテーマがメイン。ラスゴがプールに存在せず、限定的な範囲除去もアンコモンの「死に至る霞」と神話レアの「虐殺のワーム」くらいなので、あまり裏目がなく全ツッパのブン回りを目指す事になりそう。ただし、トークンを生成するカードは全てアンコモン以上という点はネック。青と組んで飛行や「書庫泥棒」を育てるプランはアリ寄り。「空中走査器」のようなキャントリップ生物の需要も白が一番ありそう。
青
コモンだけ見ると”恐ろしく線が細いけどいっぱい引けそう”というのが第一印象。追加で引くとブロックされなくなる「秘本のアニマ」がアタッカーとしてはエースの予感。「霧のブレス」という強力なテンポカードが採録されているものの、自色のサイズが心もとないので真価を発揮しづらい。サイズを他の色に頼ってサポートに徹した方が有用なパターンかも。
黒
パッと見の印象は”うーん弱そう”。接死は1種類だけで(なぜか飛んでる)、普通に作るとサイズで押し潰されそう。過去にも猛威をふるった「骸骨射手」だけが気を吐いている。やってみるとガラっと印象が変わるかもしれないけど、現時点ではいちばんやりたくない色。
赤
「呪文喰いの奇魔」がコモンに存在しているだけで期待が持てる色。「ゴブリンの魔術」も面白いカードで、青赤スペル系のデッキは、数少ないアーキタイプ系のピックとしてメニューに入りそう。生物のマナ域も適度にバラけていてデッキは作りやすい印象。突破力には若干難ありなので、「突破」あたりは普通に席があるかも
緑
期待の新人「ラノワールの幻想家」というアドバンテージを失わないマナブースト要因があり、先手後手をサイズでひっくり返せそう。痒い所に手が届く「突き止め」やアンコモンには「激情の共感者」といったチューターまで備えており、デッキの安定性も見込めて好感触。3色目くらいならドラフトでも余裕でタッチできそうな点もボム受けが重要な基本セット的に加点ポイント。
多色のハードル
結論から先に書いておくと、シールドはコモン土地をたくさん引いたらタッチし放題。ドラフトは土地をピックする手に何回消費できるか?とのバランスが課題になる為、2色タッチ1色が限界な印象。
緑Xの可能性
コモンに5色出せるマナ補正カードが存在しないので、ダブルシンボルをタッチしまくるような無茶なデッキ構築は難しそう。
アンコモンになるが、緑祭殿こと「豊かな実りの聖域」は可能性を感じる。というか”祭殿”はどの色も結構有用だし、5色揃えると流石にゲームに勝ちそうなので、1回くらいは狙ってみたいという願望はある。
土地
コモンに10種類の2色土地、レアに対抗色の2色土地5種類があって、特にシールドはパックごとの格差が凄そう。(色が合う土地がパックに沢山入っているとタッチできるカードの選択肢が増えるが、土地の色が合わないとタッチの選択肢がなくなる)
アーティファクト
「プリズマイト」は流石にお呼びじゃないので、プレイアブルなのは「隕石」くらい。「真面目な身代わり」はレアなので、考えてもしょうがない。引いたら使いますよ、そりゃもちろん。
そんなところで。
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